『モダンホライゾン2』プレビュー開始!
《ウルザの物語》と同様、注目を集めているのが《ダイアモンドのライオン》!
![](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/05/Diamond-Lion-e1620648824106.jpg)
《ダイアモンドのライオン》とは
『モダンホライゾン2』収録予定のレア・アーティファクト・クリーチャー。
元ネタは、『ミラージュ』収録の《ライオンの瞳のダイアモンド》、通称LED。
![](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/05/ライオンの瞳のダイアモンド.png)
![ウィニー君](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Bear-Cub.png)
レガシープレイヤーにはなじみの深いカードだけど、手札全部捨てて3マナ得る《ライオンの瞳のダイアモンド》がなぜ強いのか、初心者にはわかりにくいよね
(;一_一)
![かざろふ伯](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Kazarov.png)
単体ではカスレアにしか見えなくても、コンボパーツとして凶悪なんだ。
代表的なコンボとしては、サルベイジャーコンボや・・・
![](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/05/ボンバーマンコンボ.jpg)
- 《オーリオックの廃品回収者》で《ライオンの瞳のダイアモンド》を無限回収し、無限有色マナ
- 1.のマナを使用して、墓地の《彩色の宝球》を好きなだけ回収して大量ドロー
- 1.のマナを使用して、墓地の《黄鉄の呪文爆弾》を無限回収して無限ダメージ!
![かざろふ伯](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Kazarov.png)
アド・ストームや・・・
![](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/05/アド・ストームコンボ.jpg)
- 《冥府の教示者》のスタックに対応して、《ライオンの瞳のダイアモンド》起動(黒黒黒)
- 《冥府の教示者》解決。暴勇なので、ライブラリーから《むかつき》をサーチ
- 1.の黒黒黒と土地から2マナ使い、《むかつき》で大量ドロー
- 《水蓮の花びら》など0マナ・アーティファクトや《炎の儀式》などで、ストーム稼ぎつつ2黒黒を生成し、《苦悶の触手》でトドメを刺す!
![かざろふ伯](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Kazarov.png)
ブリーチ・ストームなどで活躍しているぞ!
![](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/05/ブリーチ・ストームコンボ2.jpg)
- 《死の国からの脱出》を出し、《ライオンの瞳のダイアモンド》起動(青青青)。手札の《思考停止》を捨てる
- 墓地の《思考停止》を、脱出で自分を対象に唱える(ストーム3以上、残り青)
- 墓地の《ライオンの瞳のダイアモンド》を脱出で唱え、起動(残り青青青青)
- 以降、2~3.を繰り返し、《思考停止》を対戦相手を対象にして唱えてライブラリーアウトさせるか、《ぶどう弾》を脱出で唱えてトドメを刺す!
《ダイアモンドのライオン》は同様に活躍するか?
個人的には、《ライオンの瞳のダイアモンド》と同様には使えないと予想している。
![ウィニー君](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Bear-Cub.png)
召喚酔いするから?
![かざろふ伯](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Kazarov.png)
いや。
召喚酔いは速攻付与で何とかなる。
最大の理由はマナ総量が2なこと!
- 《オーリオックの廃品回収者》で回収できない
- 《むかつき》でめくると2点ライフロス
- 《死の国からの脱出》での脱出に2マナかかる
![ウィニー君](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Bear-Cub.png)
マナはカツカツだけど、《憤怒》で速攻付与すれば、ブリーチ・ストームは何とかいける!?
さいごに
《ライオンの瞳のダイアモンド》《ダイアモンドのライオン》共通の表記で、誤解されやすいのが起動はインスタントとしてのみ行うという一文。
![ウィニー君](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Bear-Cub.png)
スタックに乗るってこと?
![かざろふ伯](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Kazarov.png)
いや。
《ライオンの瞳のダイアモンド》《ダイアモンドのライオン》の起動型能力はマナ能力なので、スタックには乗らない。
通常の起動型マナ能力よりも、起動できるタイミングが限られていることを意味するんだ
タイミングが限られる理由は、個別カード毎に異なる。
《ライオンの瞳のダイアモンド》《ダイアモンドのライオン》の場合は、起動はインスタントとしてのみ行うという一文がないと、手札を全部捨てるデメリット能力があるのに、手札のカードを唱えるための支払いに使えてしまうため。
なお、普段何気なく行っている唱えるというキーワード処理は、以下の段階を踏んでいる。
- 呪文を唱えることを宣言し、カードを元ある領域からスタックの一番上に乗せる。
- その呪文がモードを持つ場合、そのモードの選択を宣言する。
- その呪文が代替コストや追加コスト、Xや混成マナ・シンボルやファイレクシア・マナ・シンボルなどを持つ場合、どれを支払うのかを宣言する。
- 対象の数を宣言したのち、対象を宣言する。
- ここまでの宣言や選択を考慮し、呪文が適正に唱えられるかどうか判定する。
不正であった場合は唱えることを宣言する直前まで巻き戻される。- 総コストが決定される。これ以降、総コストは固定される。
総コストにマナの支払いが含まれる場合、マナ能力を起動する機会を得る。- すべてのコストを好きな順で支払う。
- 通常の起動型マナ能力は、6.で起動する機会を得る
- 起動はインスタントとしてのみ行うと書かれている起動型マナ能力は、1~7.の一連の処理に割って入ることは不可能
![かざろふ伯](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Kazarov.png)
ややこしいことに、通常の起動型マナ能力は優先権ルールの例外として、呪文を唱えたり能力を起動したりしている間や、解決中にマナの支払いを求められた時にもマナ能力を起動できている。
ここら辺を突き詰めると頭痛くなるので、今日はここまで_(:3 」∠)_
おまけに
《ダイアモンドのライオン》のFTは、『ミラージュ』『ビジョンズ』で人気だったアファーリー『語り』の、約四半世紀振りの新作である。
![ウィニー君](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Bear-Cub.png)
統率者プレイヤー的になじみがあるアファーリー『語り』と言えば、《神秘の教示者》《俗世の教示者》だね(≧◇≦)
![](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/05/アファーリーの語りがある教示者.jpg)
![かざろふ伯](https://www.casual-commander.com/wp-content/uploads/2021/03/Kazarov.png)
『モダンホライゾン』で《群れの王》に夜と昼の恋歌が22年ぶりに引用されたように、『モダンホライゾン2』でもおっさんホイホイ郷愁を呼び起こすカードが多そうだ
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