カウンター(打ち消し)とは

聞いてよ!せっかく渾身の《起源の波》X=20打ったのに、《マナ吸収》されて、相手ターンに好き放題された!プンスコ!

それは相手が正しい。
カウンターの定義
マジックにおける、コントロールデッキの大きな武器の一つがカウンター。
そのカウンターの定義はこちら。
「呪文を打ち消す」とは、その呪文をスタックから取り除き、墓地に移動させることである。
「能力を打ち消す」とは、その能力をスタックから取り除くことである。
打ち消す―MTG Wiki

今回は、呪文を打ち消すカードを中心に考察するよ。

カウンター嫌い。何でこっちの大きいマナコストの呪文を、たった2マナ程度で打ち消せるんだよ?

そう邪険にするな。1対1戦ならともかく、統率者戦でのカウンターは、撃った本人も損しているからね。

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統率者戦におけるカウンターのデメリット

手札の枚数で数えると早い。
・A、Bがマイナス1枚に対してC、Dが変化なし。
・結果、AだけでなくカウンターしたBも、C、Dに対して手札差がついてしまう。

2人対戦とは違って、カウンターする側もリスクがあるということだ。要所を見極めないと漁夫の利されてしまうよ。
統率者戦で特に有用なカウンター呪文
カードプールの広さから、カウンター呪文は非常に種類が多い。その中でも、特に凶悪なカウンター呪文は以下の通り。
2マナで何でもカウンターしてしまうタイプ

《否認》も?

《否認》はクリーチャー呪文をカウンターできないけど、そもそもクリーチャーは除去呪文で対処できるし、クリーチャー以外のカードタイプの方が多い。
デザイン的に対となっているはずの《霊魂放逐》《本質の散乱》よりも格段に使い勝手が良いからな。
0マナでカウンターするタイプ
レガシーでも大活躍の《Force of will》《否定の契約》や、《太陽の指輪》や各種チューターを打ち消せる《精神的つまづき》など。

タップアウトしても撃てるので、対戦相手は予測しにくい。
その代償にデメリットも大きめなので、特に統率者戦では使いどころが難しいタイプでもある。

フリースペルのカウンターも同じ?

解決時に土地をアンタップする呪文だな。1対1戦では隙を見せないメリットがあるね。
ただ、統率者戦で使うフリースペルは、マナ加速してコンボ始動させるために使うので、能動的にコンボするときに使えないカウンター呪文は組み込めない。
構えていることもわかりやすいし、いまいちかな。
モードが複数選べるタイプ
カウンター以外の効果も得られる呪文。命令・合流点・魔除けサイクルなどが該当する。
このタイプが便利なのは、続唱などライブラリートップをめくって唱えるカードと組み合わせられること。

そうか。《対抗呪文》や《否認》がめくれると、完全な無駄牌になっちゃうんだ。

デッキの中に、ディスシナジーの組み合わせは入れたくないからな。
仮に《謎めいた命令》がめくれても、バウンス+1枚ドローなど無駄にならずにすむのは大きい。
統率者戦におけるカウンター対策
多人数戦のため、誰かが使うであろう強力なカウンターに対して、デッキ構築の段階から備えておくのは重要。
打ち消されないカードを使う
打ち消される心配なく唱えられるので有効。

ただしスタンダードやモダン構築のように4枚積みができないため、採用できる枚数に限りがある。
《魂の洞窟》《すべてを護るもの、母聖樹》で補完するのも手。
置物でカウンターを妨害する
カウンターを撃つ関係上、こちらのターンに動こうとするのを咎める置物を用意する。

ただし、見えている脅威のため、バウンスなどで対応されやすい点に注意。
カウンターにはカウンター
レガシーのサイドボードでも使われる《赤霊破》《紅蓮破》は強力。

ただし、対戦相手によっては全くの無駄牌になる可能性がある。
さいごに

《この世界にあらず》で自分の統率者守れるとカッコいいよね!

う~ん。それ、色足せば安定して1マナで出来るんだよな~。

おおもう。

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