統率者デッキ紹介《平和の世継ぎ、ウィル》

今回のカジュアル統率者

プレインズウォーカーの灯を失って伝説クリーチャーとなり、ストーリーでは袂を分かった双子の片割れ。

固有色、PT、コスト軽減条件が《戦争の世継ぎ、ローアン》と鏡合わせデザインになっているけど、コスト軽減条件は実際には不平等。

ライフをリソースとして、追加ドローやマナ加速するカードはあっても、

ライフ回復をリソースとして、追加ドローやマナ加速するカードは無い。

結果として、

• 《戦争の世継ぎ、ローアン》は、ライフロスしながら追加ドローやマナ加速できるのに対し、
• 《平和の世継ぎ、ウィル》は、ライフ回復と追加ドローやマナ加速を同時にできない。

今回は、そんな不遇な少年王の可能性を探るべく、デッキ構築してみた。

デッキ内容

• カード名後ろに★があるのは、ライフ回復できるカード
• カード名後ろに◆があるのは、本デッキのキーカード

本デッキの勝ち筋

軽量絆魂持ちクリーチャーを展開

コスト軽減するターンに、ライフ回復のためにカードとマナを使いたくない。

追加ドロー最優先！

ライフ回復によりコスト軽減できても、手札が無いと何もできない。

マナ加速はコスト軽減により不特定マナ部分をカバーできるが、追加ドローはカバーしようがないので、手札が枯れないように追加ドローしまくる。

フリースペルでマナ加速

ライフ回復しながらマナ加速するカードはないが、コスト軽減している状況であればフリースペルが実質マナ加速となる。

《パリンクロン》を使うと無限マナになってしまうので本サイトコンセプト上採用していないが、《不実》《時のらせん》など強力なフリースペルは多い。

チェインコンボで勝利！

第6期神決での《戦争の世継ぎ、ローアン》はドラストを勝利手段にしていたが、《平和の世継ぎ、ウィル》で使えて勝利に直結するストーム呪文は無い。

対戦相手のパーマネント数よりも多くストームを稼げていれば《時間の亀裂》で更地にできるが、そこまで出来ない場合は、《Timetwister》など7枚ドロー呪文を撃つ前に《覆いを割く者、ナーセット》を出し、ハンドアド差を付けて反撃の芽を摘むのが良いだろう。

本デッキのキーカード

『ラヴニカの献身』収録の神話レア・インスタント。

7枚ドロー系の中でも珍しいインスタントだが、附則でアドを稼ぐには自ターン中に唱える必要がある。

手札をシャッフルした後に踏み倒すので狙って踏み倒すことは出来ないが、白青で7枚ドローしつつ《時間の大魔道士、テフェリー》を出すような上振れも!?

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『モダンホライゾン』初出の神話レア・クリーチャー。

初手に《セラの高位僧》が無くても、《イーオスのレインジャー長》でサーチすることで4ターン目《セラの高位僧》《平和の世継ぎ、ウィル》、5ターン目6点回復＆6点コスト軽減を狙える。

コスト軽減してチェインコンボを狙うターンには、《イーオスのレインジャー長》を起動することで対戦相手の妨害を最小限に抑えられる。

さいごに

白か青の呪文しかコスト軽減できないため、軽量マナ・アーティファクト以外の無色カードは無駄牌になりやすい。