今回のカジュアル統率者
『ローウィン』初収録。プラス能力が4つもありマナレシオも1ある。

5色デッキはあまりにカード選択肢が広く、得てしてカラーマーカーになってしまいがち。
今回はエレメンタルと相性の良いメカニズムを2つ組み合わせ、統率者に意味を持たせた。
デッキ内容はこちら
カード名が黄色アンダーラインなのは、サイクリングカード。
カード名が赤色アンダーラインなのは、エレメンタルカード。
カード名が太字なのは、本デッキのキーカード。
【統率者 1枚】
1 《概念の群れ/ Horde of Notions》
【クリーチャー 37枚】
1 《クローサの大牙獣/ Krosan Tusker》
1 《アンデッドの剣闘士/ Undead Gladiator》
1 《永遠のドラゴン/ Eternal Dragon》
1 《黒焦げ牙のクーガー/ Chartooth Cougar》
1 《エルフの逸脱者/ Elvish Aberration》
1 《遺跡の天使/Angel of the Ruins》
1 《シェフェトのオオトカゲ/ Shefet Monitor》
1 《大いなるサンドワーム/ Greater Sandwurm》
1 《永久のドラゴン/Timeless Dragon》
1 《闇の末裔/ Scion of Darkness》
1 《通りの悪霊/ Street Wraith》
1 《溶岩の海蛇/Lava Serpent》
1 《発根のモロク/Rooting Moloch》
1 《バントの滞留者/ Bant Sojourners》
1 《エスパーの滞留者/ Esper Sojourners》
1 《グリクシスの滞留者/ Grixis Sojourners》
1 《虚空を招くもの/Void Beckoner》
1 《ジャングルの織り手/ Jungle Weaver》
1 《縞カワヘビ/ Striped Riverwinder》
1 《さまよう怪物、イダーロ/Yidaro, Wandering Monster》
1 《タイタノス・レックス/Titanoth Rex》
1 《よじれた嫌悪者/ Twisted Abomination》
1 《イフニルの魔神/ Archfiend of Ifnir》
1 《猛り狂うカバ/ Rampaging Hippo》
1 《ワイアウッドの守護者/ Wirewood Guardian》
1 《遺棄地の恐怖/ Horror of the Broken Lands》
1 《虚ろな者/ Hollow One》
1 《秘法の管理者/ Curator of Mysteries》
1 《敏捷な妨害術師/ Nimble Obstructionist》
1 《フェアリーの忌み者/ Faerie Macabre》
1 《熟考漂い/ Mulldrifter》
1 《叫び大口/ Shriekmaw》
1 《鋳塊かじり/ Ingot Chewer》
1 《薄れ馬/ Wispmare》
1 《霊気撃ち/ Aethersnipe
1 《炎族の先触れ/ Flamekin Harbinger》
1 《発現する浅瀬/Risen Reef》
【インスタント 8枚】
1 《森の再生/ Sylvan Reclamation》
1 《星の嵐/ Starstorm》
1 《紛糾/ Complicate》
1 《再建/ Rebuild》
1 《誤算/ Miscalculation》
1 《衝撃的な幻視/ Traumatic Visions》
1 《古の掘削/ Ancient Excavation》
1 《圧倒する波/ Resounding Wave》
【ソーサリー 9枚】
1 《アクローマの復讐/ Akroma’s Vengeance》
1 《正義の命令/ Decree of Justice》
1 《苦痛の命令/ Decree of Pain》
1 《滅殺の命令/ Decree of Annihilation》
1 《静穏/ Hush》
1 《めった切り/ Slice and Dice》
1 《焼けつく双陽/Sweltering Suns》
1 《生ける屍/ Living Death》
1 《白日の下に/ Bring to Light》
【アーティファクト 4枚】
1 《波動機/ Fluctuator》
1 《魔力の墓所/ Mana Crypt》
1 《ブライトハースの指輪/ Rings of Brighthearth》
1 《太陽の指輪/ Sol Ring》
【エンチャント 8枚】
1 《静寂の命令/ Decree of Silence》
1 《霊体の横滑り/Astral Drift》
1 《サメ台風/Shark Typhoon》
1 《新たな視点/ New Perspectives》
1 《ミラーリの目覚め/ Mirari’s Wake》
1 《霊体の地滑り/ Astral Slide》
1 《ドレイクの安息地/ Drake Haven》
1 《行き詰まり/ Standstill》
【プレインズウォーカー 0枚】
なし
【土地 33枚】
1 《ゼイゴスのトライオーム/Zagoth Triome》》
1 《サヴァイのトライオーム/Savai Triome》
1 《ラウグリンのトライオーム/Raugrin Triome》
1 《ケトリアのトライオーム/Ketria Triome》
1 《インダサのトライオーム/Indatha Triome》
1 《灰のやせ地/ Ash Barrens》
1 《Tundra》
1 《Underground Sea》
1 《Bayou》
1 《Badlands》
1 《Taiga》
1 《Plateau》
1 《Scrubland》
1 《Savannah》
1 《Tropical Island》
1 《Volcanic Island》
1 《溢れかえる岸辺/ Flooded Strand》
1 《汚染された三角州/ Polluted Delta》
1 《血染めのぬかるみ/ Bloodstained Mire》
1 《樹木茂る山麓/ Wooded Foothills》
1 《吹きさらしの荒野/ Windswept Heath》
1 《平地/Plains》
1 《島/Island》
1 《沼/Swamp》
1 《山/Mountain》
1 《森/Forest》
1 《ファイレクシアの塔/ Phyrexian Tower》
1 《ボジューカの沼/ Bojuka Bog》
1 《繁殖池/ Breeding Pool》
1 《神無き祭殿/ Godless Shrine》
1 《草むした墓/ Overgrown Tomb》
1 《聖なる鋳造所/ Sacred Foundry》
1 《蒸気孔/ Steam Vents》
本デッキの勝ち筋
サイクリングで土地を並べつつ、墓地にクリーチャーを送り込む
土地サイクリングを最優先で使い、5色出せるように土地をそろえていく。

序盤をしのぐために、想起やサイクリング誘発能力を活用しよう
《生ける屍》で墓地のクリーチャーを大量リアニメイト
リアニメイト後に早期決着がつけられるよう、サイクリングクリーチャーはサイズの大きさを優先して採用。
長期戦は《霊体の地滑り》+エレメンタルでアドを取る
CIP能力の再利用、ピン除去の回避、対戦相手の攻撃クリーチャーの戦闘離脱などで徐々に有利や盤面にしていく。
他にも細かいギミックを忍ばせているので、ぜひ回して発見してみてね
以下はギミックのヒント。
・サイクリングしても《???》のドローは誘発させずにすむ。
・《???》はサイクリングをコピーできる。
・《概念の群れ》分のマナを浮かせて《???》を唱えると・・・?
本デッキのキーカード
『テンペスト』初収録のレア。
ちゃぶ台返しという表現がぴったりで、モダンで活躍している《死せる生》の元となったカード。

サイクリングクリーチャーや想起クリーチャーを墓地にためることで、唱えたときの効果を最大化できる。
『オンスロート』初出のアンコモン。これ以外にもサイクリング誘発エンチャントを採用しているけど、本カードが最も汎用性が高い。

例えば、
- 想起で唱えた《熟考漂い》の誘発能力をスタックに乗せた後、
- スタック解決前に《霊体の地滑り》で《熟考漂い》を追放すると、
- ターン終了時に別オブジェクトとして《熟考漂い》が戻るので、
- 4ドローした上に《熟考漂い》が戦場に残る!

《霊体の地滑り》を活かすために、サイクリングカードはいくつあっても足りないくらい。
上記デッキリストはやりすぎに見えるかもしれないが、実際に回してみると、サイクリングカードが足りなくなる場面が意外に起きる
今後の拡張性
エレメンタルはメジャーな部族であり、度々収録される。
またサイクリングもストーム値が3であり、今後何回も収録されることが期待される。

総じて拡張性しやすく、新セットが出るたび入れ替えを検討できるぞ。
『モダンホライゾン』からの入れ替え
『モダンホライゾン』ではサイクリングに関する新カードが複数収録されたので、以下の入れ替えを行った。※デッキ内容は更新済み
In:《霊体の横滑り》《地盤改変》
Out:《血の炎、ガルナ》《葬送の影》

《血の炎、ガルナ》《葬送の影》がリアクティブなカードなのに対し、《霊体の横滑り》《地盤改変》は先置きでき、自身もサイクリングを持つ点で使い勝手が良い。
《霊体の横滑り》自身をサイクリングしてブリンクすることも!
『イコリア:巨獣の棲処』他からの入れ替え
さらに『イコリア:巨獣の棲処』でもサイクリングに関する新カードが多数収録されたので、以下の入れ替えを行った。※デッキ内容は更新済み
In:各種トライオーム、《さまよう怪物、イダーロ》《溶岩の海蛇》《発根のモロク》《虚空を招くもの》《タイタノス・レックス》《サメ台風》《発現する浅瀬》
Out:各種サイクリングデュアルランド、《逃げ出したプライモック》《死の一撃のミノタウルス》《意思切る者》《ガラス塵の大男》《巨怪なオサムシ》《地盤改変》《稲妻の裂け目》
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土地については、サイクリングコストが1増えるよりも色の安定性を優先。トライオームとサイクリングデュアルランドを両方採用するとタップインが多すぎるため、入れ替えた。
『イコリア:巨獣の棲処』の強力なサイクリングカード6枚を、サイズが微妙だった『アラーラ再誕』サイクル4枚と《逃げ出したプライモック》、設置したい場面が意外となかった《地盤改変》と入れ替えた。
『基本セット2020』の《発現する浅瀬》は、マナ加速が少ない本デッキの序盤の動きを良くするため採用。代わりにボードアドバンテージが取れない《稲妻の裂け目》を抜いた。

《稲妻の裂け目》はコミュニティの環境が小粒クリーチャーが多ければ残した方がベター。

エレメンタルカードは8枚しかないけど、《霊体の地滑り》《霊体の横滑り》のブリンクで《発現する浅瀬》のETB能力を水増しできるよ!
『統率者2021』『モダンホライゾン2』からの入れ替え
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『統率者2021』『モダンホライゾン2』でもサイクリングに関する新カードが複数収録されたので、以下の入れ替えを行った。※デッキ内容は更新済み
In:《遺跡の天使》《永久のドラゴン》
Out:《谷のラネット》《青ざめた出家蜘蛛》

純粋にカードパワーのインフレですね

平地サイクリングに偏ってしまったが、トライオームとデュアルランドがあるので、そこまで色マナに困ることはないだろう
コメント
カジュアル統率者が好きなので面白く拝見させて頂きました。
ただ、想起コストで唱えたクリーチャーはブリンク出来ませんよ。
詳しくかくと
想起は生贄に捧げるまでが1つの能力なんで、想起でキャスト→クリーチャー着地後生贄→能力誘発しスタックに積まれる→霊体の地すべりが使えるタイミングです。
コメントとご指摘ありがとうございます。
さて、想起クリーチャーのブリンクの可否ですが、MTG Wikiの想起ページ(http://mtgwiki.com/wiki/想起)とそのページ中からリンクで飛べる《一瞬の瞬き》ページ(http://mtgwiki.com/wiki/一瞬の瞬き/Momentary_Blink)をぜひご確認ください。
これらから、想起でキャスト→『クリーチャー着地後生贄』と『カード自体が持つETB能力(《熟考漂い》なら2枚ドロー、《鋳塊かじり》ならアーティファクト破壊)』が同時に誘発するので、望む順にスタックに積む→ 『クリーチャー着地後生贄』のスタック解決前なら、《霊体の地すべり》が使えるタイミングがある、となります。
MOだと挙動がわかりやすいので、年明けに再現画像を追加アップしますね。
なお、状況起因処理によっては、《霊体の地滑り》が使えるタイミングがない場合があり得ます。例えば、対戦相手が《大修道士、エリシュ・ノーン》をコントロールしている場合、《熟考漂い》や《鋳塊かじり》のタフネスが0以下になるので、スタックを積む(優先権を得る)段階で即座に状況起因処理のチェックが入り、クリーチャーカードは墓地に置かれてしまいます。詳しくはMTG Wikiの状況起因処理ページ(http://mtgwiki.com/wiki/状況起因処理)をご参考ください。