統率者デッキ紹介《アルダー・レイヴンガード大公爵》

今回のカジュアル統率者

今まで無尽付与できる手段は『統率者2015』初出の《我々の刃》しかなかったが、装備コスト4と取り回しが悪かった。

《我々の刃》と比べると《アルダー・レイヴンガード大公爵》はマナ総量6ながら、毎ターン好きな自軍クリーチャーに無尽付与できる取り回しの良さがある。

デッキ内容

• カード名後ろに★があるのは、ETBもしくは戦場を離れたときもしくはPIG誘発するカード
• カード名後ろに◆があるのは、本デッキのキーカード

本デッキの勝ち筋

ETB能力持ちクリーチャーを展開

《アルダー・レイヴンガード大公爵》はマナ総量6と重め。

出したターンに仕事させるためにも、事前にETB能力持ちクリーチャーを展開しておく。

無尽でアドを稼ぐ！

防御がおろそかなプレイヤーを攻撃し、無尽で生成したトークンはそれ以外のプレイヤーに突撃させる。

本デッキのキーカード

『統率者2019』初出のレア・エンチャント。

無尽トークンは戦闘終了後に追放されてしまうが、《世界魂の歌》でコピーしたトークンは戦場に残せるため、ボードアドを失わずに済む。

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『オデッセイ』初出のレア・ソーサリー。

追加戦闘フェイズを得るのは無尽クリーチャーだけで良いため、軽量かつフラッシュバックできる《今を生きる》で十分。

さいごに

無尽が弱い理由

弱いと思う理由は3つ。

1. ボードアドに直結しない
2. 対戦相手数に極度に依存する
3. １vs１で意味がなくなる

ボードアドに直結しない

本デッキでは《世界魂の歌》でインスタント居住することでコピーを狙っているが、無尽トークンは戦闘後メインフェイズを待たずに消えてしまうため、他の手段ではコピーが難しい。

さらに《ミミックの大桶》などで生成するトークンと異なり『次の』という表記がないため、例えば《無限の日時計》で追放誘発を飛ばしても、次ターンのプレイヤー戦闘終了時に再び追放誘発してしまう。

対戦相手数に極度に依存する

通常の4人卓を考えればすぐわかる。

• 対戦相手3人⇒トークン2体
• 対戦相手2人⇒トークン1体（－50％）
• 対戦相手1人⇒トークン0体（－100％）

１vs１で意味がなくなる

対戦相手数が減るほど弱くなり、１vs１になった途端に機能不全になるため、１vs１になるまでにアドを大差つけていないと2位止まりになりやすい。

使嗾も対戦相手数依存だが１vs１になっても攻撃強制効果は残るため、無尽のように完全に機能不全にならない。

《アルダー・レイヴンガード大公爵》は速攻も付与するが、それは無尽の性能とは別問題。

全員まんべんなく倒せば良いのだろうが、ETBやPIG能力を当てにする場合、無尽トークンは対戦相手数－1体生成のため、どうしても不均衡が生じる。

• 《目覚ましヒバリ》を追加し、《霊体の先達》《ファイレクシアの供犠台》でヒバリブリンク
• 《悪鬼の狩人》を追加し《太陽のタイタン》《ファイレクシアの供犠台》《鍛冶の神、パーフォロス》で無限ダメージ

蛇足

《世界魂の歌》など重量級エンチャントを多用しているので《アカデミーの学長》を採用しているが、無尽トークンにして追放前に戦闘ダメージで死亡したり《ファイレクシアの供犠台》で生け贄に捧げてもエンチャントを探すことはできない。

これは、誘発型能力の解決前に追放されるなどして墓地から移動すると、「そうしたなら」という条件を満たせないため。