今回のカジュアル統率者


『ファイレクシア:完全なる統一』の統率者候補カードレビューはこちら
ドミヌスサイクルはマローお気に入りの何かを2倍にする常在型能力を持つが、《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》は《テイサ・カルロフ》と同じくPIG誘発を2倍にする。
《テイサ・カルロフ》と比べた場合、パワーが4倍あるが、これらを統率者指定するということはPIG誘発でのアド稼ぎがメインのため、統率者ダメージ21点狙いは優先度が低い。
アド稼ぎのためデッキ構築を考える際、固有色が黒単なので、カードの採用範囲が白黒から単純に半分になってしまう。

一方、黒単特有のマナ加速や色拘束の強いカードを気兼ねなく使えるメリットはある。
今回は、PIG誘発でのアド稼ぎをメインに、色拘束の強めなコンボも狙ってみた
デッキ内容
- カード名後ろに★があるのは、《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》で誘発回数を増やせるカード
- カード名後ろに◆があるのは、本デッキのキーカード
本デッキの勝ち筋
PIG誘発するカードを展開
《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》は墓地に3枚以上クリーチャー・カードが無いと除去耐性が無く、たとえ破壊不能を得ても、追放やバウンスや布告など対処されやすく信頼性は低い。


無理に《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》を先出しするよりも、マナ加速しつつ《頭蓋骨絞め》《作り変えるもの》などPIG誘発するカードを先に展開したい
PIG誘発でアドを稼ぐ
黒単のPIG誘発は追加ドローやドレイン効果が多いので、手札を整えつつ、ライフを安全域に持っていきやすい。


ドミヌスサイクル自体が、単体ではアドを稼げないコントロール向き。
長期戦を見据えて動こう
リアニメイトでPIG誘発おかわり!
《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》の起動条件を満たすために若干数墓地肥やし手段を入れているが、長期戦になれば、墓地肥やしが上手くいかなくても自然と墓地にクリーチャー・カードは貯まる。


破壊不能付与をちらつかせつつ、積極的にリアニメイトしていきたい
本デッキのキーカード

『神河:輝ける世界統率者デッキ』明神サイクルの黒。

全体除去を撃って自分だけ破壊不能で逃れた後、大量リアニメイトできるのは良いけど…
《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》とシナジーある?

《酷叛明神》ら『神河:輝ける世界統率者デッキ』明神サイクルは、『神河物語』明神サイクルと異なり、神性カウンターではなく破壊不能カウンターを使っているのがポイント!

- 《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》で得た破壊不能カウンターを《巣ごもりの地》で移し替え
- 《果敢な魔眷者》起動
- 《酷叛明神》が死亡しても、同ターン中に《目覚めた潜伏工作員》でコピー
することで、《酷叛明神》の起動型能力を何度も使い回せる。


《壊死のウーズ》なら《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》《酷叛明神》を墓地に送ってクリーチャー・カードが尽きるまで起動型能力を使い回せるけど、そもそも別の無限コンボでさっさと勝利できてそうなのが難点か

さいごに
ドミヌスサイクルの遅さ
ドミヌスサイクルはいずれも強力ながら、単体ではアドを稼げない。
シナジーカードを待っていると、自然とキルターンが遅くなりがち。

統率者戦に限らず、プレイヤーによって、ビートダウン/ミッドレンジ/コントロール/コンボ/ロック等に対して構築・プレイングの得手不得手がある。
ドミヌスサイクルは、プレイヤーの得手不得手が顕在化しやすいかも!?
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