- 前編・中編はこちら
- 後編は構築済みデッキ同士の相性について解説・・・の前に
- 各セットの製品背景・特徴を再確認
- 統率者
- 統率者2013
- 統率者2014
- 統率者2015
- 統率者2016
- 統率者2017
- 統率者2018
- 統率者2019
- 統率者2020
- 『ゼンディカーの夜明け』統率者デッキ
- 『統率者レジェンズ』構築済みデッキ
- 『カルドハイム』統率者デッキ
- 『ストリクスヘイヴン:魔法学院』統率者デッキ
- 『フォーゴトン・レルム探訪』統率者デッキ
- 『イニストラード:真夜中の狩り』統率者デッキ
- 『イニストラード:真紅の契り』統率者デッキ
- 『神河:輝ける世界』統率者デッキ
- 『ニューカペナの街角』統率者デッキ
- 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』統率者デッキ
- 『団結のドミナリア』統率者デッキ
- 『統率者デッキ:Warhammer 40,000』
- 『兄弟戦争』統率者デッキ
- 『スターター・統率者デッキ』
- 『ファイレクシア:完全なる統一』統率者デッキ
- 『機械兵団の進軍』統率者デッキ
- 『指輪物語:中つ国の伝承』統率者デッキ
- 『統率者マスターズ』統率者デッキ
- 『エルドレインの森』統率者デッキ
- 『ドクター・フー』統率者デッキ
- 『イクサラン:失われし洞窟』統率者デッキ
- 『カルロフ邸殺人事件』統率者デッキ
- 『Fallout』統率者デッキ
- 『サンダー・ジャンクションの無法者』統率者デッキ
- 構築済みデッキ同士の相性
- 結論:一番おすすめな構築済みデッキは・・・
前編・中編はこちら
本記事は中編からの続きなので、良かったら前編・中編も読んでね
後編は構築済みデッキ同士の相性について解説・・・の前に
統率者戦構築済みデッキは、2011年からほぼ毎年発売されていて、かなりの数が発売されている。
相性を解説する前に、各セットの製品背景・特徴を再確認しよう
各セットの製品背景・特徴を再確認
各デッキリストは、MTG Wikiのデッキリストページ他にリンクしています。
統率者
発売日:2011年6月17日
製品背景:
2009年の『プレインチェイス』と2010年の『アーチエネミー』へのフォローアップとして、開発陣が2011年の多人数戦製品に対して、次元カードや魔王戦以外のアプローチを検討した結果、当時ファン作成フォーマットだったエルダードラゴンハイランダー(略してEDH)用のセットを作成することになった。
構築済みデッキが楔3色なのは、当時は楔3色の伝説クリーチャーがとても少なかったため
『タルキール覇王譚』が出たのは2014年だもんね
天空の業火
デッキリストはこちら。
マルドゥカラーの構築済みデッキ。《巨大なるカーリア》の誘発型能力を活かせるよう、天使、デーモン、ドラゴンクリーチャーが多数収録されている。
ファンタジーの生き物を使いたい人にはピッタリ。
《締め付け》が入っているのも嬉しいデッキ。
鏡の秘術
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ティムールカラーの構築済みデッキ。マナ・コスト軽減や踏み倒し、コピーができる統率者のため、とにかくアドバンテージを稼ぎやすい。
《二つ反射のリクー》《精霊の魂、アニマー》は、無限コンボが組みやすいので、コンボ好きにはおすすめなデッキだよ
同時収録されている《トレストの密偵長、エドリック》のほうが、超凶悪統率者として目立っているのは皮肉だけどな
反攻
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アブザンカラーの構築済みデッキ。+1/+1カウンターやトークン・生け贄といった、通常セットでも良く使用されるテーマを組み合わせているので、統率者戦初心者にも扱いやすい。
《漁る軟泥》《頭蓋骨絞め》《オーラの破片》といった強力なカードも多く、統率者セットの中で一番おすすめできるデッキだ
策略の傀儡
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ジェスカイカラーの構築済みデッキ。統率者が全てクセが強すぎるので、統率者戦初心者向きではない。
《寛大なるゼドルー》はヘイトコントロールができる中級者以上向け。
《ファモーリのルーハン》は戦闘ランダムで扱いにくく、《壊滅させるものヌーマット》に至っては土地破壊の能力がとにかくヘイトを集める。
統率者セットの中で一番おすすめできないデッキだ
《狼狽の嵐》《混沌のねじれ》《苦痛の芸術家、ニン》といった優秀なカードはあるので、もったいないデッキだよね
貪食と増強
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スゥルタイカラーの構築済みデッキ。統率者戦で強い色の組み合わせな上、統率者もアドバンテージを稼いだり統率者21点ダメージを狙いやすいので、統率者戦初心者でも安心して使える。
《嘘か真か》 《生ける屍》《忘却石》といった強力なカードに加え、《永遠の証人》《耕作》《真面目な身代わり》 といったアドバンテージを得るカードもあって、かなりズルい
統率者2013
発売日:2013年11月1日
製品背景:
デザインチームはまず色を決定する必要があった。『ラヴニカへの回帰』直後の発売だったため2色は外し、5色は5つデッキを作るには実用的でなく、4色・単色を作るのは当時のノウハウでは困難だった。結果として3色が残ったが、統率者戦で楔3色を使ったので、弧=友好色を採用した。
統率領域にいるときに作用する統率者をデザインしているのも特徴だね
回避態勢
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バントカラーの構築済みデッキ。統率者はアンタップ、明滅、コントロール奪取と、明確なアドバンテージを得やすい。
《浄火の戦術家、デリーヴィー》は《出産の殻》《首席議長ヴァニファール》を絡めた無限コンボ、《隠された領域のローン》はETBクリーチャー全てと相性が良いので、デッキの改造し甲斐がある
《進歩の災い》《予期せぬ不在》《玄武岩のモノリス》といった優秀なカードも収録してるね
永久取引
デッキリストはこちら。
エスパーカラーの構築済みデッキ。ライフアドバンテージとアーティファクトがテーマなんだけど中途半端なので、どちらかのテーマに特化した方が良い。
《老いざる苦行者、アローロ》は統率領域から出ない統率者No.1⁉
同時収録の《毒の濁流》は、破壊不能・呪禁を無視できるとても強力な全体除去だ
精神掌握
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グリクシスカラーの構築済みデッキ。それぞれの統率者の能力に特化させれば面白いデッキだったんだけど・・・。
同時収録された《真の名の宿敵》1枚のせいで、このデッキだけプレミア価格になってしまった。
統率者戦では《真の名の宿敵》はほとんど活躍できないので、余計に残念である
覇道渇望
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ジャンドカラーの構築済みデッキ。トークンと生け贄という、通常セットでも良く使用されるテーマを組み合わせているので、統率者戦初心者にも扱いやすい。
《蛇術師》《唐突なる死》《野生の活力》といった、再録がほとんどないカードが散見されるデッキなので、意外と貴重!?
野獣属性
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ナヤカラーの構築済みデッキ。デッキ名通り、ビースト部族・・・と思いきや、そもそもビーストに部族カードがあまりないので、単純にファッティデッキとなっている。
脳筋デッキかと思いきや、意外と強力なソーサリーが収録されてる
統率者2014
発売日:2014年11月7日
製品背景:
単色とは別の軸として、本セットでは『伝説のクリーチャー以外のカード=プレインズウォーカーを統率者にする』『プレイヤーが望んだのにカードにできなかった人物のカード化』を据えた。
石中で錬磨
デッキリストはこちら。
白単の構築済みデッキ。トークン、装備品といった通常セットでも良く使用されるテーマを組み合わせているんだけど・・・。
脳筋デッキなことと、白単という統率者戦で最も不利なカラーのため、統率者戦初心者向きではない。
《頭蓋骨絞め》が引けるかどうかで、デッキの動きが変わりすぎてしまうのもマイナス
時空の観察
デッキリストはこちら。
青単の構築済みデッキ。ウィザードやスフィンクス、海産物クリーチャーが混在していてまとまりがないので、入れ替えるなら部族をそろえるのも手。
同時収録の《サイクロンの裂け目》の超過、《複製の儀式》のキッカーがとにかく強力!
闇への宣誓
デッキリストはこちら。
黒単の構築済みデッキ。全体除去、マナ加速、ライフ回復、リアニメイトと、とにかくバランスが良い。統率者2014セットの中では、統率者戦初心者向けといえる。
パーマネントのカウンターを取り除くカードがあるのも特徴。
プレインズウォーカーを一撃で除去できるぞ!
一から構築
デッキリストはこちら。
赤単の構築済みデッキ。統率者が全てアーティファクト絡みのため、アーティファクトテーマに特化させやすい。
統率者自身が墓地活用が得意な上に、同時収録カードも多数同様の動きができるため、とにかく長期戦に強い。
反面、墓地対策カードに弱いので、墓地対策対策カードが必要!?
自然の導き
デッキリストはこちら。
緑単の構築済みデッキ。エルフ部族やトークン戦術がとれるので、戦闘にはかなり強い。
《背教の主導者、エズーリ》ほか全体強化系カードが多数収録されているので、クリーチャートークンが並べば一瞬で蹂躙することも可能
統率者2015
発売日:2015年11月13日
製品背景:
2014年は、史上初めて、プレインズウォーカーを統率者として使えるようにした。
その前の年は、統率領域からゲームに影響を与える統率者が登場した。
『統率者2015年』では、デザイン・チームは「経験カウンター」を導入した。
精霊の召喚
デッキリストはこちら。
オルゾフカラーの構築済みデッキ。緑絡みのエンチャントレスデッキではないため、《蘇りしダクソス》の経験カウンターを大量に貯めるのは難しい。むしろ《幽霊議員カルロフ》の+1/+1カウンターと対クリーチャー性能の高さに頼るべきか。
使い勝手の良い黒の追加ドローカードが収録されているので、ハンドアドバンテージは稼ぎやすいぞ
覇権の掌握
デッキリストはこちら。
イゼットカラーの構築済みデッキ。デッキ全体がインスタント・ソーサリーテーマに特化しているので、とにかく安定して回しやすい。
統率者以外の収録カードも、マナ軽減・大量ドロー・コピーとアドバンテージの取り方が同じで動きがわかりやすく、統率者戦初心者にもおすすめ。
ただし、やりすぎるとソリティアのようになるので注意!
墓場の略奪
デッキリストはこちら。
ゴルガリカラーの構築済みデッキ。デッキ全体がリアニメイトと生け贄テーマに特化しているので、このデッキも安定して回しやすい。
パーマネント除去性能が高いので、対戦相手の展開を咎めやすい
《クロールの死の僧侶、マジレク》は、発売当時になかった手掛かりトークンや宝物トークンといった生け贄にしやすいトークンが増えているので、今なら活躍が期待できる!?
戦闘の猛火
デッキリストはこちら。
ボロスカラーの構築済みデッキ。『統率者戦初心者にもおすすめなデッキやタイプ(前編)』でも触れた、統率者戦で不利な色である上に、マナ・コスト5以上のファッティが多いせいで、デッキの動きがもっさりしている。
正直、統率者戦初心者にはおすすめできない。
《黄金夜の刃、ギセラ》の制圧力は凄まじいが、結局は戦闘特化で脳筋デッキ以外の何物でもない
マナ加速手段もクセが強いね。
巨人か天使に部族特化させればワンチャンスある!?
勢力の拡大
デッキリストはこちら。
シミックカラーの構築済みデッキ。+1/+1カウンターと蛇部族がテーマなので、手を入れるならどちらかに特化させると良い。
《進化の爪、エズーリ》の経験カウンターは貯めやすいので、パワー2以下とあなどっていると、あっという間にファッティだらけになる
+1/+1カウンターは統率者戦初心者にも扱いやすいテーマなんだけど・・・
《時の賢者》を加えるだけで、経験カウンターが5個以上ある《進化の爪、エズーリ》と2枚無限ターンコンボになるのが、本サイト的に残念!?
統率者2016
発売日:2016年11月11日
製品背景:
イーサン・フライシャー率いるデザイン・チームは、デザインの初めに4色のデッキを成立させるあらゆる方法を検討したが、4色の伝説クリーチャーサイクルは1つしか作ることができなかった。
別のアプローチとして、ケン・ネーグルはラヴニカブロックの分割カードを思い出し、呪文でなくクリーチャーで同じようなことをする方法はないかと考えた。異なった2色のカード2枚をメカニズムで組み合わせたらどうだろう。こうして共闘が生まれた。
本セットに限り、5つのデッキ全部購入するのもありかな。
過去の統率者セットの伝説クリーチャーが再録されているし、
共闘の15体を組み合わせるだけでも、105通りのデッキが作れる
本サイトでも何回か紹介したね
優越性の仮託
デッキリストはこちら。
白青黒赤の構築済みデッキ。アーティファクト特化デッキであり、アラーラブロックのエスパーカラー、カラデシュブロックのイゼットカラー両方のアーティファクト関連カードを採用できる。
アーティファクトは、通常セットのテーマで扱うと、スタンダードフォーマットの禁止カードが出やすい。往々にしてカードパワーが高いので、スタンダード資産の延長でもデッキ強化しやすいぞ
このデッキ、手を加えなくても、収録カードに強力なカードがやけに多い気がする。
なんかズルイ・・・
無規律な反乱
デッキリストはこちら。
青黒赤緑の構築済みデッキ。ランダム性をテーマにしているせいで、デッキの安定性が低い。アドバンテージを得る確率を高める方向に入れ替えをしたほうが良さそう。
《大渦を操る者、イドリス》を活かす場合、追加ドローを増量した方が良い。続唱目当てに呪文連打して手札が枯渇すると、途端にデッキが回らなくなるためだ
公然たる敵意
デッキリストはこちら。
黒赤緑白の構築済みデッキ。戦闘特化テーマのため、脳筋デッキに見えるんだけど・・・。
《不撓のサスキア》のほか、パッと見のパワー以上に打点が高いカードが多く、油断しているとあっという間にライフを溶かされる
確固たる団結
デッキリストはこちら。
赤緑白青の構築済みデッキ。いわゆるヘイトコントロール系なので、統率者戦初心者には少々扱いにくい。
統率者戦に慣れて、セカンドデッキを作る時にチャレンジしてみたいよね
本サイトでも、ヘイトコントロール系デッキは何回か紹介しているので、参考にしてくれ
致死性の繁殖
デッキリストはこちら。
緑白青黒の構築済みデッキ。デッキ自体は+1/+1カウンターをテーマにしているが、増殖はカウンターの種類を問わないので、プレインズウォーカーとの相性も抜群。
+1/+1カウンターもプレインズウォーカーも通常セットでほぼ毎回使われる。最新セットが出るたびにカードの入れ替えが検討できるので、長く楽しめる。統率者戦初心者におすすめだ
《深輝エイ》の奇襲性の高さは面白いね。
増殖や《倍増の季節》は予測できるけど、《深輝エイ》のETB能力で、プレインズウォーカーがいきなり奥義使ってきたら・・・!?
統率者2017
発売日時:2017年8月25日
製品背景:
本セットテーマを部族に決めた後、部族候補リストを基に『マーク・ローズウォーターのTwitterでのマジック投票トーナメント』と『社内アンケート』で4部族に絞り込んでいった。
猫の獰猛
デッキリストはこちら。
セレズニアカラーの猫部族デッキ。全世界猫好きマジックプレイヤー待望のデッキだけど・・・。
統率者の能力が単独攻撃推奨な上、装備品がサブテーマなので、統率者戦で多人数を相手にする状況と合っていないのが難点。
白の悪い部分を引きずっている感じだな
ウィザードの秘儀
デッキリストはこちら。
グリクシスカラーのウィザード部族デッキ。《偽善者、メアシル》以外の統率者はアドバンテージが得やすいので、統率者戦初心者でも扱いやすい。
ただでさえ優秀な部族カードが多い上に、《ワンダーワインの預言者》を加えるだけで《儀式の大魔導師、イナーラ》との2枚無限ターンコンボができるので、かなり強力。
1ターン中に3回威光を支払う挙動がかなり面倒くさいけどね
吸血鬼の渇き
デッキリストはこちら。
マルドゥカラーの吸血鬼部族デッキ。《エドガー・マルコフ》の威光を有効活用するには小型サイズの吸血鬼が相性が良いが、小型サイズで優秀な吸血鬼が少ないのが難点。
3体の統率者にシナジーがほぼないので、どれかに特化するようなカード入れ替えが良い。
《血滾りの司令官、リシア》は見た目のマナコストよりもかなり軽く唱えられ、すぐにサイズアップできるので、統率者ダメージ21点が期待出来る
《テフェリーの防御》が収録されたデッキというだけで、統率者戦初心者向けじゃないかも。
ミラージュ・ブロックから20年ぶり(アンヒンジドを考慮するなら13年ぶり)にフェイズ・アウトを扱っている上に、ライフ総量が変化しない・プロテクション(すべて)まであって、特殊ルールの塊みたいなカードの説明だけで大変(白目)
ドラゴンの支配
デッキリストはこちら。
5色のドラゴン部族デッキ。5色は得てしてカラーマーカーになりがちだが、部族特化しているので、デッキの回し方はわかりやすい。
《ヴァルカスの災い魔》《ウトヴァラのヘルカイト》《龍の大嵐》が揃うと、数体のドラゴンが攻撃するだけで、凄まじい量のダメージを飛ばすことができるよ
統率者2018
発売日:2018年8月10日
製品背景:
今までの統率者セットが、アイデアやテーマ、あるいは目標を定めるところから始めたのに対し、今回は統率者戦でよく言われている要求を探しだし、それを今回のセットに組み込むという「ボトムアップ」デザインを行った。
適応エンチャント
デッキリストはこちら。
バントカラーのエンチャントテーマ構築済みデッキ。エンチャントレスデッキはドロー能力が高いので、ストレスなくデッキを回せる。
本サイトでも《仮面使い、エストリッド》《日照のトゥヴァーサ》《まどろむ島、アリクスメテス》を統率者にしたカジュアルデッキを紹介してるよ
極上の発明品
デッキリストはこちら。
イゼットカラーのアーティファクトテーマ構築済みデッキ。
『統率者戦初心者にもおすすめなデッキやタイプ(中編)』記事で、本デッキを例にカード入れ替えを検討しているので、あわせて読んでね
自然界の復讐
デッキリストはこちら。
ジャンドカラーの土地テーマ構築済みデッキ。土地を伸ばしやすいので、デッキ安定性はとても高い。
本サイトでは《ウィンドグレイス卿》を統率者にしたカジュアルデッキを紹介しているよ
主観的現実
デッキリストはこちら。
エスパーカラーのライブラリートップをテーマにした構築済みデッキ。かなりトリッキーな上、通常セットに該当テーマのカードが収録されにくく、統率者初心者向けではない。
本サイトでは《運命を変える者、アミナトゥ》《リッチの女王、ヴァリーナ》《虎の影、百合子》を統率者にしたカジュアルデッキを紹介しているので、カード入れ替えの参考にしてね
統率者2019
発売日時:2019年8月23日
製品背景:
毎年、統率者のデザイン・チームは、すべてのデッキを構成する統一された方法を考え出している。『統率者(2019年版)』では、デザイン・チームは、人気のあるマジックのメカニズムを基柱とすることにした。デッキごとに、チームはメカニズムを1つ選んでから、そのメカニズムにふさわしい色を選んでいった。
匿名の威圧
デッキリストはこちら。
スゥルタイカラーの構築済みデッキで、裏向きカードがメインテーマ。
統率者戦における3色最強カラーだけど、どの統率者もクリーチャー依存の下準備が必要(裏向き、能力語、カウンター、トークン)なので、引きが偏るとデッキが噛み合わなくなる点に注意
統率者以外では、黒単でエンチャントに触れる《苦境のぬかるみ》、ヘイトコントロールしつつ膨大なマナアドバンテージを稼げる《発見の誘惑》があるのが嬉しいね。
神秘の知力
デッキリストはこちら。
ジェスカイカラーの構築済みデッキで、墓地のインスタント・ソーサリー呪文を唱えることがメインテーマ。
通常は使えないリソース(墓地、ライブラリートップ、対戦対手)を使えるので、アドバンテージを稼ぎやすい。
マナ加速が苦手なので、追加ドローで地道に土地を伸ばそう
統率者以外では、《血に飢えた刃》が便利。
たった1マナで使嗾し続けられるのは破格!
最強クリーチャーの矛先を逸らせるので生存率が上がるし、パーティーゲームにピッタリ♪
原初の起源
デッキリストはこちら。
ナヤカラーの構築済みデッキで、居住を含むトークンがメインテーマ。
多人数戦である統率者戦では、トークン戦術は攻防一体で強力。
その意味で初心者向けと言える
統率者以外では、居住誘発条件が緩いカードに注目。
あっという間にトークンで戦場を埋め尽くせるよ
残酷な憤怒
デッキリストはこちら。
今回唯一の2色(ラクドスカラー)構築済みデッキで、ディスカードや墓地活用がメインテーマ。
往年の悪役勢ぞろいなので、ヴォーソスにはたまらない!
マッドネス・ファイレクシアマナなどトリッキーなメカニズムが多く、初心者にはちょっと扱いにくいかも
統率者以外では、《骨たかりの守銭奴》《永劫機関》が本構築済みデッキにしか収録されておらず、希少性が高い
統率者2019の統率者は敢えて統一感がない
『統率者2018』と比べると、『統率者2019』新規収録の統率者候補カードの多くが、メインテーマと関係ないのに気づいたかな?
確かに!
これじゃ、統率者を入れ替えたら、デッキが回らないじゃん
(;一_一)
どの統率者でも同じにデッキが回っては、その伝説クリーチャーを統率者にする意味が薄れるだろう?
実際、今回はデザインの段階からマジックの新規プレイヤーを新たに考慮していて、デッキ構築の余地を、今までの構築済みデッキより多めに残していると明言している。
そうか!
デッキカスタマイズの楽しみが増えるし、構築済みデッキを1つ買えば、異なるテーマの統率者デッキをいくつも作れるんだね
統率者2020
発売日時:2020年4月17日
製品背景:
2020年は統率者戦に関することであふれんばかりの年であり、いきなり今年の『統率者』デッキを発売することから始める。
これは統率者戦用製品の大掛かりな計画の一環であり、メインのブースター・セット(『イコリア:巨獣の棲処』)と同時に『統率者』を発売する初のセットとなる。
『統率者2020』構築済みデッキ共通の特徴
- ピッチスペルは、イラストにメイン統率者が描かれているカードが同梱
- 推進力サイクルは、楔3色全て同梱
『時を超えた知恵』は《激情の後見》同梱で値上がりしそう(>_<)
推進力サイクルは『統率者』の誓約サイクルと似ているが、使嗾が1対1になると無意味になる点に注意!
エンチャントレスやオーラテーマデッキでない限りは、入れ替えていいんじゃないかな
無慈悲な連隊
デッキリストはこちら。
マルドゥカラーの構築済みデッキ。人間部族がテーマ。
クリーチャーが全体的に小粒なので、ヘイトベアーと入れ替えると良さそう
『イコリア:巨獣の棲処』収録カードがあまり含まれていないので、『イコリア:巨獣の棲処』から統率者戦を始めるプレイヤーにとっては資産が増えて有り難いかな
共生体の群れ
デッキリストはこちら。
アブザンカラーの構築済みデッキ。各種カウンターがテーマ。
墓地活用・土地サーチが得意な反面、追加ドローが少な目なので、手札枯渇に注意!
新規統率者4枚の方向性が若干違うため、統率者指定するなら、
- 《様相ねじり、カスリル》:複数キーワード能力持ちクリーチャー
- 《光明の不可思議、タヤム》:コンボパーツ
- 《巣穴あさり、ニカーラ》《物あさりの見張り役、ヤーンニック》:+1/+1カウンターとETB能力持ちクリーチャー
を増量すると良さそう
強制された進化
デッキリストはこちら。
スゥルタイカラーの構築済みデッキ。『イコリア:巨獣の棲処』新登場の変容がメインテーマ。
『イコリア:巨獣の棲処』からマジックを始めたプレイヤーにとっては一番馴染みやすいデッキといえる。変容クリーチャーが多数被るけど
変容元となるクリーチャーが必要とは言え、《警告となるもの、ザクサラ》のハイドラ・X呪文テーマ部分はデッキを分けた方が良いかも
統率者戦最強カラーで土地サーチ・追加ドロー・全体除去が揃っているので、雑に強いのが何とも・・・
秘儀の大渦
デッキリストはこちら。
ティムールカラーの構築済みデッキ。インスタントがメインテーマ。
メインテーマの影響で、軽量インスタントの枚数が異常に多い。
にもかかわらず、
- カウンター呪文が《ティムールの魔除け》1枚のみ
- クリーチャーに瞬速持ちが《二重詠唱の魔道士》1枚のみ
- 全体除去が《星の嵐》1枚のみ
(全体バウンスすら無い)
と採用カードの偏りがひどいスゴイので、下記記事を参考に大幅に入れ替えた方が良さそう
もうひとつ気になるのが、《のたうつ嵐、ザイリス》含むヘイトコントロール3枚。
呪文コピーを目指す本デッキはヘイトが上がりやすいため、中途半端な枚数ではヘイトコントロールしきれない。
『統率者2020』セット中、最も扱いが難しい。
統率者初心者向けではないかな。
時を超えた知恵
デッキリストはこちら。
ジェスカイカラーの構築済みデッキ。サイクリングがメインテーマ。
サイクリング特化する場合、土地サイクリングを増量したくなるが、土地サイクリングは引くではなく探すため、《巣守り、ガヴィ》《空鮫、シャーブラズ》の誘発型能力を誘発できなくなる点に注意!
サイクリングよりルーター系カードを増やした方が良いかもね
《飛翔する風、アキーム》は単体ではサイクリングと無関係なので、トークン系デッキを別に作った方が活躍するかな
『ゼンディカーの夜明け』統率者デッキ
発売日時:2020年9月25日
製品背景:『統率者2020』が『イコリア:巨獣の棲処』の世界とリンクしていたのと同様に、『ゼンディカーの夜明け』の世界とリンクした2種類の統率者デッキが同時発売される。
これらは新規プレイヤーの入り口として、また統率者戦の素晴らしい世界への導入として意図されたものです。
土地の怒り
デッキリストはこちら。
ナヤカラーの上陸テーマデッキであり、豊富な土地サーチと、新規カードである《宝物の守部》《晶洞石の憤怒獣》ほか強力な上陸クリーチャーが多数収録されている。
《ムル・ダヤの祖、オブーン》の除去耐性の無さをカバーしつつ、ギルド門など弱い土地を入れ替えると、デッキパワーを底上げできるよ!
騙し討ち
デッキリストはこちら。
ディミーアカラーのならず者部族デッキであり、コントロール奪取や切削、追加ドローに長けている。
中盤以降のアドバンテージを得やすい一方、ならず者クリーチャーが小粒でサイズ負けしやすく、いかに序盤を耐えるかがカギとなる。
《思案》《定業》など1マナドローを追加しつつ、テーマと無関係な《鎌爪》や弱いならず者クリーチャーを入れ替えると、デッキパワーを底上げできるかな
『統率者レジェンズ』構築済みデッキ
発売日時:2020年11月20日
製品背景:最初にこのアイデアを思いついてから発売に至るまでに、6年近くの歳月がかかっている。このセットの内容を形作るうえで初期から重要とされてきた、3つのポイントがある。
- このセットは、多元宇宙のあらゆる時間、あらゆる場所から引用してもよい。ローウィンからアラーラまで――ウェザーライト・クルーの物語から今日に至るまで(さらには切り込もうと思えばもっと深い部分にまで!)――そこには山ほどの題材がある。
- フレイバー的には似ているものの、メカニズム的にはこれは『モダンホライゾン』ではない。奇妙なメカニズムを混ぜ合わせたり、パワーレベルを大幅に引き上げるといった場ではないということだ。参考として、『統率者レジェンズ』には、通常のセットで常盤木とされていないメカニズムが4つ含まれている。3つは過去に存在したもの(共闘、続唱、統治者)で、1つは新しいもの(再演)だ。
- これはリミテッドの統率者戦を遊ぶためのものだ。つまるところ、そのアイデアからすべてが始まった!
潮流を切り裂け
デッキリストはこちら。
上陸がテーマだが、高コストクリーチャーと土地の枚数が多すぎるため、初手ムラが起きやすい。
『統率者レジェンズ』ドラフトしながら、入れ替えるのが楽しそう♪
シミックカラーはクリーチャー除去が苦手な色なので、無色のリセット呪文も追加したいな
戦いに備えよ
デッキリストはこちら。
オーラと装備品がテーマなのに、《太陽打ちの槌》を活かすためかインスタントが多すぎるため、《太陽打ちの槌》の有無で強さにムラが生じやすい。
《太陽打ちの槌》でサーチするインスタントは厳選して、強力なオーラと装備品に入れ替えると良さそう♪
『統率者2014』-石中で錬磨-デッキと組み合わせても良いな
『カルドハイム』統率者デッキ
発売日時:2021年2月5日
製品背景:『カルドハイム』では『ゼンディカーの夜明け』の時と同様、2種類の統率者デッキが発売されます。これらのデッキは、統率者戦の探検を始める入門プレイヤーへの導入、またはレベルアップのためにデザインされています。
完全新規カードの収録数が多い。
『ゼンディカーの夜明け』統率者デッキは各デッキ3枚ずつだったのに、『カルドハイム』統率者デッキは各デッキに8枚ずつも入っているぞ!
シングル買いよりもデッキ購入したほうがお得!?
幻影の前兆
デッキリストはこちら。
予顕やブリンクなど、一時的に追放するメカニズムをテーマにしている。
予顕の強さが未知数だけど、ソーサリータイミングで2マナ使うのはコミュニティーのパワーレベルが上がるほどキツイと予想される。
《恒久守護のラナール》が戦場にいるといないとで、マナ効率が雲泥の差。
悪く言えば《恒久守護のラナール》依存になりがちかなぁ
少しでも依存度を下げるなら、マナ加速手段を多めに差し替えたい
タップインランドが多いから、予算内で土地も差し替えたいね
新規カード8枚は全てレア以上でカードパワーが高く、テーマに沿っているので抜く必要はない。
一方でデッキ内には、中途半端に飛行とトークンテーマがある。
どちらかに絞るか、両方抜いてしまってコントロールデッキにしても良いだろう
その分、スタンダードフォーマットで持っているカード差し替えられるもんね
予顕だけでも《ドゥームスカール》《栄光の守護者》《シュタルンハイムの解放》《アールンドの天啓》《星界の軍馬》《神秘の反射》あたりは入れたいな
エルフの帝国
デッキリストはこちら。
とてもシンプルにエルフ部族がテーマ。
直前のセット『統率者レジェンズ』のゴルガリカラーもエルフ部族がテーマだったため、『統率者レジェンズ』からの再録も多い。
往年のエルフ部族デッキ同様、
- 《リス・アラナの狩りの達人》《エルフの行列》などトークン戦術による横展開
- 《ラノワールの異形》《スケムファーの冠》などの縦展開
に加え、攻撃が通らなくても
- 統率者である《エルフの刃、ラスリル》自身の起動型能力
でトドメを刺せ、かなり攻撃力が高い。
難点は《怒りの神、トラルフ》の存在かなぁ。
デッキ内にサクり台がないので、まずは用意しておきたい
マナ・クリーチャーが豊富なのに土地枚数が多く、マナフラッドしやすそう。
土地枚数を減らしつつ、タップインランドから差し替えたいね
ドローソースが少なめなので、手札が枯れやすいのも気になる。
クリーチャー依存のドローだと全体除去で詰むので、単体で機能するドローソースを採用したい
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』統率者デッキ
発売日時:2021年4月24日
製品背景:去年の『イコリア:巨獣の棲処』と同じく、2021年版の『統率者』の発売は『ストリクスヘイヴン』に紐づけられています。つまり、各大学ごとに1つ、全5種類のデッキがあるということです。これらのデッキの中には、全部で81枚の新規カードがあり、これはこれまでの『統率者』セットでの最多枚数です。
完全新規カードが、各デッキに16枚も入っているから超お得!
裏を返せば、通常セットでは揃わないカードが多いということ。
将来の特殊セットで再録されるカードもあるだろうが、気になるカードが収録されているセットは、迷わず購入した方が良いかも!?
新規カードが多いだけでなく、過去の構築済みデッキと比べても、レアリティが高いカードが多く収録されているのが特徴。
デッキパワー自体が高めなので、入れ替えしなくても良いくらい強いかも!?
シルバークイルの声明
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オルゾフカラーの構築済みデッキ。
シルバークイルの特徴である、交渉力に関するカードが多い一方、クアンドリクスの量子と+1/+1カウンターでテーマ被りしている。また、過去の色の役割上、墓地活用カードが多め。
交渉力でヘイトコントロールしつつ漁夫の利を狙うため、今回の構築済みデッキの中では最も統率者初心者向けではない
スタンダードやヒストリックなど1対1戦しか遊んだことがないプレイヤーが、いきなり交渉力を発揮するのは難しいよね
気になる点として、ある程度対戦相手に気持ちよくプレイしてもらうにしても、無限コンボや即死コンボへの対応策が少ない。
コンボ対応策として《天使の嗜み》を追加するのがおすすめ!
プリズマリの表現
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イゼットカラーの構築済みデッキ。
プリズマリ大学の特徴である、インスタントやソーサリーを踏み倒したりコピーするカードが多く、新規キーワード能力の魔技や護法を持つクリーチャーも多い。
踏み倒したりコピーする時点でアドが取りやすい上、《精神の願望》など最凶キーワード能力であるストーム持ちカードも複数収録されている。
歴代構築済みデッキの中でも、トップクラスにデッキパワーが高いんじゃないかな
気になる点として、ランダムに踏み倒す可能性が高いのに、X呪文が2枚、打ち消し呪文が2枚収録されている。
踏み倒すと、X呪文はX=0扱いになるし、打ち消し呪文は打ち消す対象がないことが多いもんね
モードを持つ打ち消し呪文や追加ターンカードと入れ替えると良いかな
ウィザーブルームの魔術
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ゴルガリカラーの構築済みデッキ。
ウィザーブルームの特徴である、ライフアドバンテージを活かすカードが多い。
基本的にライフアドは勝利につながらないため、統率者戦では軽視されがち。
だけど、本デッキはライフ増減で誘発する効果ばかりなので、ライフアドを稼ぎながら自然に戦況を有利にできるよ!
気になる点として、《血なまぐさい結合》系カードが3枚も入っているのに、《極上の血》が入っていない。
無限コンボを入れるのに抵抗がなければ《極上の血》を追加するのがおすすめ!
ロアホールドの伝承
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ボロスカラーの構築済みデッキ。
ロアホールドの特徴である、墓地活用と遺跡(アーティファクト)に関するカードが多い。
統率者戦における長年の悩みであった、ボロスカラー=アグロという特徴を排除した工夫が感じられる。一方で、過去の色の役割上、シルバークイルの声明とは墓地活用がテーマ被りしている。
気になる点として、アーティファクト特化なのでクリーチャーもアーティファクト・クリーチャーが多く、アーティファクト全体除去でクリーチャーも失いやすい。
《屑鉄の学者、ダレッティ》などで踏み倒すこと前提に、《ダークスティールの溶鉱炉》を追加するのがおすすめ!
クアンドリクスの量子
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シミックカラーの構築済みデッキ。
クアンドリクスの特徴である、トークンと+1/+1カウンターに特化した能力を持つカードが多い。
新規クリーチャー・トークンのフラクタルのようなカードが多いので、アド損しにくい
どういうこと?
+1/+1カウンターを乗せたり参照するだけのカードは、クリーチャーがいないと手札で腐る。そういった腐りやすい効果のカードは、実は本デッキに採用されていない。
+1/+1カウンターテーマについては、下手に入れ替えると裏目になる可能性があるくらい、既にちゃんと練られていると思うよ
気になる点として、勝利手段がトークンを横展開してから全体強化して殴る1パターンしかない。
特殊勝利手段として《シミックの隆盛》を追加するのがおすすめ!
『フォーゴトン・レルム探訪』統率者デッキ
発売日時:2021年7月24日
製品背景:前回の『ストリクスヘイヴン』と同じく、2021年版の『統率者』の発売は『フォーゴトン・レルム探訪』に紐づけられている。
完全新規カードが、各デッキに16枚も入っているから超お得!
(『ストリクスヘイヴン』以来2度目)
ドラゴンの怒り
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グルールカラーの構築済みデッキ。
デッキ名の通りドラゴン部族カードが多い。
既にドラゴン部族デッキを持っている場合は、強化パーツになるね
新規伝説クリーチャーが3枚ともグルールカラーなので、統率者の入れ替えが容易なのも嬉しい。
購入後は統率者指定だけを変更してデッキを回し、感触の良かった統率者に寄せてカスタマイズしたい
ただし、全体的にマナ総量が高めなのにマナ加速呪文がそこまで多くないのが気になる。
土地39枚を数枚減らしてでも、土地サーチカードを増量しておきたい。
次元の門
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ラクドスカラーの構築済みデッキ。
対戦相手の墓地やライブラリーのリソースを利用するカードが多く、攻撃的な固有色にしてはやたらとアドを稼ぎやすい。
その分他力本願になりやすいので、パワーレベルや立ち回りによってぶれやすい点に注意!
《古き者どもの激怒、ヴロンディス》と相性良さそうなのに、《悪鬼の鞭》が本デッキに収録されているのが悩ましい!?
死のダンジョン
デッキリストはこちら。
エスパーカラーの構築済みデッキ。
ダンジョン探索やコントロール奪取、イリュージョン部族をテーマにしているからか、コントロール色が強い固有色にも関わらずクリーチャー枚数が33枚とかなり多い。
《隠道のセフリス》のダンジョン探索を誘発するため、自ターン以外にクリーチャーを墓地に能動的に送るべく、サイクリング能力を持つクリーチャーを採用している点は面白い。
《隠道のセフリス》を統率者指定するなら、サイクリングだけだと枚数が足りないから、切削も併用したいね
《ナイヘルア》を統率者指定するなら、ETB能力持ちクリーチャーが多く採用されているため、《パンハモニコン》《テレポーテーション・サークル》などを追加したい。
《狡猾な幻術師、ミーン》を統率者指定する場合は青単になるため、かなりの枚数入れ替えが発生する。
イリュージョン部族に寄せつつ打ち消し呪文を積み増したいが、PIG誘発のために強力なパーマネントも必要なのが悩ましいところだ
勇敢なるオーラ
デッキリストはこちら。
バントカラーの構築済みデッキ。
《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》の能力上致し方無いが、装備品とエンチャントレスでテーマがぶれやすい。
どちらかに特化した方が、デッキの回りは良くなるだろう
《フロスト・ジャイアントの伯爵、ストルヴァルド》がかなり異質で、装備品ともエンチャントレスとも噛み合っていない。
専用デッキを一から組んだ方が良いかも!?
『イニストラード:真夜中の狩り』統率者デッキ
発売日時:2021年9月24日
製品背景:『イニストラード:真夜中の狩り』統率者デッキは全2種類で、各デッキ14枚ずつ合計28枚の新カードで、そのまますぐにプレイしたり、あなたのデッキをよりイニストラードらしくアップデートすることができます。
集会カウンター
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セレズニアカラーの構築済みデッキ。
デッキ名通り集合と+1/+1カウンター、さらに人間部族がテーマとなっている。
集合が全体除去1発で瓦解しやすい。
《鼓舞する呼び声》《不敗の陣形》はあるがマイナス修正や追放除去には無意味なので過信は禁物!
メイン統率者である《秋の君主、レノール》より《シガルダ教の使者、カイラー》を統率者指定したほうが打点が高く脅威だがドローソースが不安定になる。《森の知恵》など単体で強力なドローソースを追加したい。
また、固有色に緑を含むのに土地サーチが少なめ。
《秘儀の印鑑》《団結のタリスマン》を《三顧の礼》《自然の知識》に入れ替え、デッキ圧縮も兼ねた方が良さそうかな
アンデッド解放
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ディミーアカラーの構築済みデッキ。
腐乱とゾンビ部族がテーマ。
土地枚数が40枚と多め。
《思案》《定業》など軽量ドローソースに数枚差し替えた方がマナフラッドしなそう
《腐敗の大鉈、ウィルヘルト》は《戯れ児工場》と、《ネファリアの捜索者、エロイーズ》は《機械の行進》と無限コンボを形成する。
どちらのコンボもサクり台が必要で、《マラキールの解体者》などサクり台とシナジーがあるカードも多い。
コンボパーツとサクり台を入れるだけで強化できるぞ!
『イニストラード:真紅の契り』統率者デッキ
発売日時:2021年11月20日
製品背景:『イニストラード:真紅の契り』統率者デッキは全2種類で、各デッキ14枚ずつ合計28枚の新カードで、そのまますぐにプレイしたり、あなたのデッキをよりイニストラードらしくアップデートすることができます。
…《恐怖の顕現、ウンブリス》は両方買えって事!?
吸血鬼の血統
デッキリストはこちら。
ラクドスカラーの吸血鬼部族デッキ。
血・トークンを大量生成&二次利用しやすいのでデッキは回りやすいが、勝利手段が
- 吸血鬼を大量展開してビートダウン
- 《ガラス製の心臓》やアリストクラッツ系クリーチャーでのライフロス
でライフ40点を削る2パターンしかない。
ビートダウンにしては土地枚数が37枚と多めなので、土地を削り、中途半端な性能の吸血鬼を入れ替えるところから始めると良さそう♪
スピリットの戦隊
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アゾリウスカラーのスピリット部族デッキ。
アゾリウスカラーにしてはビートダウン色が強く、スピリットを横展開して40点ライフを削る以外に勝利手段がない。
せっかくなので、白得意の妨害系置物や青得意の打ち消しを増量して、対戦相手に好き勝手させないようにしたい
『神河:輝ける世界』統率者デッキ
発売日時:2022年2月18日
製品背景:2月18日、『神河:輝ける世界』が全世界の店舗で発売となります! そしてそれにともない、2つの新たな統率者デッキがエキサイティングな再録とパワフルな新規カードを搭載してやってきます。
完全新規カードが、各デッキに14枚も入っているから超お得!(何回目
準備を整えろ
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アゾリウスカラーのアーティファクト・クリーチャーテーマデッキ。
土地がほぼ色マナ生成しかできないため、非マナ能力を持つ土地を数枚入れ替えると消耗戦にも強くなる。
その場合、色拘束が強すぎる《秘儀術師のフクロウ》は差し替えた方が良いだろう
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《鼓音轟かせ》:クリーチャー限定の《種子生まれの詩神》。タップ能力使い放題!
- 《即時換装》:ピン除去よりもコンボパーツとして凶悪。色は合わないが《献身のドルイド》にエンチャントすれば、2ターン目にして無限緑マナ!
- 《万象監視》:アーティファクト全展開後のハンドリカバリーに最適!
解き放たれた強化
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印刷工程ミスで《モスファイアの谷》が2枚入っているため、1枚は挿し替え必須な点に注意!
グルールカラーの改善テーマデッキ。
改善の中でも+1/+1カウンターおよびパワー参照が多いよ。
この2つの要素は外さない方が良さそう
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《悪忌の戦闘部隊》:改善されている《暴走魔導士、デリーナ》と無限戦闘コンボ!
- 《煙の精霊の助け》:エンチャントを大量生成できる珍しい効果。星座と相性抜群!
- 《神とともに》:任意のクリーチャー+《稲妻のすね当て》+サクり台で無限ループ!
『ニューカペナの街角』統率者デッキ
発売日時:2022年4月30日
製品背景:『ニューカペナの街角』では、5つの一家それぞれに統率者デッキが用意されます。あなたが常夜会に所属するにせよ、貴顕廊や土建組、舞台座、斡旋屋にせよ、統率者デッキがあるのです。各デッキには「顔」となる2枚の伝説のカードが含まれており、新規の『ニューカペナの街角』統率者カード15枚とエッチング・フォイル仕様の提示用統率者も入っています。
以下の2枚が入っているコレクター・ブースター・サンプルパックが同梱されているのが特徴!
コレブー沼にハマる!?
- 『ニューカペナの街角』コレクター・ブースターで手に入るブースター・ファンのレアか神話レア 1枚(「箔押し」フォイル仕様のカードは封入されません。20%の確率でフォイル仕様が出現)
- フォイル仕様の「黄金時代」版または「摩天楼」版のコモンかアンコモン 1枚
『ニューカペナの街角』のデザイン上、色が2色被る陣営はテーマが近く組み合わせやすい。
欲しい構築済みデッキの隣接陣営デッキ2つも一緒に購入すると強化しやすいかも!?
壮麗な斡旋屋一家
デッキリストはこちら。
バント/斡旋屋カラーのカウンターテーマデッキ。
カウンターは収録機会が多く、入れ替え候補が無数にあるのが贅沢な悩み。
少なくとも《オゾリス》は入れておきたいかな
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《天使の探偵》:パーマネントのカード・タイプもカウンターの種類も問わない!
- 《臨機応変な防御》:パーマネントのカード・タイプもカウンターの種類も(略
- 《裁きの木槌》:《卓越の印章》を彷彿させる装備コスト、装備しなくても蓄積カウンターが貯まる
常夜会一家の活動
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エスパー/常夜会カラーのサボタージュ能力や謀議がテーマのデッキ。
青が中心色にしては異常に攻撃的!
アンブロッカブルや飛行など回避能力が多くサボタージュ能力を誘発しやすいけど、その分ヘイトを買いやすいかも
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《天駆ける恐喝者》:ドロー強制なので、白単とは思えないほど引きまくって自爆しかねない!?
- 《密輸人の分け前》:これまた白単デッキに入れたい1枚
- 《空道の盗人》:脱出前提。追加ターン5枚追放して攻撃通ったら勝ち!?
貴顕廊一家の殺戮
デッキリストはこちら。
グリクシス/貴顕廊カラーのコピーテーマデッキ。
犠牲を考慮して、墓地から戦場や手札に戻せるクリーチャーが複数採用されているが、犠牲によるボードアド損と墓地から戦場に戻すテンポ損を考えると効率が悪い。
インスタントやソーサリーを唱えることでクリーチャー・トークンを生成するカードと入れ替えた方が良いだろう
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《ザンダーの契約》:ライフ消費が激しいのでオルゾフカラーデッキの方が良いかも
- 《決然とした反復》:《スカラベの神》などクリーチャー・トークン生成カードと併用しよう!
- 《謎めいた追跡》:予示により犠牲の種を作れる!次のターン終了時まで唱えられるのもGood!
土建組一家の猛威
デッキリストはこちら。
ジャンド/土建組カラーの生け贄テーマデッキ。
PIG誘発、墓地活用、宝物・トークンと、収録機会の多いテーマなので入れ替え候補が無数にあるのが贅沢な悩み(2回目
少なくとも《エレボスの指図》は入れておきたいかな
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《押し寄せるネズミ》:攻撃が通る状況+サクり台があると相当ウザイ!
- 《降り注ぐ富》:続唱デッキに入れて《頂点壊滅獣》を唱えよう!
- 《カルダイヤの守護者》:奇襲よりも想起の方が相性良さそう
舞台座一家の喧騒
デッキリストはこちら。
ナヤ/舞台座カラーのクリーチャー・トークンデッキ。
ボードアドを稼ぎやすく攻防も容易なので、本セット内では最も初心者向け。
せっかく緑が中心色なので、《自然の知識》《三顧の礼》と森の土地タイプを持つ土地数枚は入れたいかな
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《盛大なるクレッシェンド》:白白で全自軍クリーチャーを破壊不能にできる!
- 《祝賀の笏》:やたらトークン生成効率が良い装備品!
- 《富裕な関係》:《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》+《倍増の季節》など倍増カード2枚で無限犬猫トークン!
『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』統率者デッキ
発売日時:2022年6月17日
製品背景:『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』では、全4種類の統率者デッキが発売されます。どのデッキにも「顔」となる統率者カードが入っていて、他にも統率者として使用できる伝説のカードや背景・カードが含まれています。また、各デッキにマジックの新規カードが10枚含まれています。
以下の2枚が入っているコレクター・ブースター・サンプルパックが同梱されているのが特徴!
コレブー沼にハマる!?
- コレクター・ブースターで手に入るブースター・ファン仕様のレアか神話レア1枚(20%の確率でフォイル仕様のカードが出現)
- フォイル仕様「ルールブック」版のコモンかアンコモン1枚
デッキ共通の特徴として、採用されている土地のカードパワーが今までの構築済みデッキと比べ高め。
土地枚数こそ多いものの、デッキ完成度がかなり高い印象だ
パーティーの時間
デッキリストはこちら。デッキ名通りパーティー部族デッキ。
パーティーの揃い具合で強さが変わる上、クリーチャー戦闘による脳筋デッキな動きになりやすい。
《ルーンの母》《不敗の陣形》など除去耐性も採用しているが、マイナス修正や追放除去などで丁寧に除去されるとツラい。
手札破壊など妨害手段がもう少し欲しいところだ
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《ハーパーの勧誘者》:《魔力の墓所》経由で1ターン目から出せ、2ターン目から最大4枚ハンドアドを稼げる
- 《闇市の人脈》:同じく《魔力の墓所》《暗黒の儀式》経由で1ターン目から出せ、そのターン中に宝物・トークン1つ+1枚ドロー+3/2クリーチャー・トークンのロケットスタートができる
- 《厳粛な破滅導き》:蘇生コストが安く、蘇生クリーチャーは明滅すれば戦場に残せる
同デッキの《突風粉の魔道士》でも出来る小技だね!
精神剥ぎ
デッキリストはこちら。ホラーと切削がテーマ。
往年の黒クリーチャーには、オラクル変更でホラーが追加されているクリーチャーが多い。
《船砕きの怪物》《精神クランク》など、あと1~2枚追加すれば無限コンボできるカードが採用されているので、強化しやすいだろう
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《アボレスの落とし子》:ETB能力持ちクリーチャーを採用しないデッキはほとんどないので、まず腐らない
- 《ウチューロン》:コピーも恐ろしい共生を持つ。切削で墓地肥やしできていれば倍々ゲーム!
- 《ブレインスティーラー・ドラゴン》:2つ目の誘発型能力は1つ目とは独立している点がポイント。《闇の領域の隆盛》でまとめてリアニメイトすれば即終了!?
ドラゴンの降下
デッキリストはこちら。使嗾がテーマ。
対戦相手のクリーチャー展開依存なので、ノンクリーチャーデッキへの対策を追加したい
《ローアン・ケンリス》《ウィル・ケンリス》とプレインズウォーカーが2枚も採用されていてお得感があるが、プレインズウォーカーは《プロパガンダ》《霧消の場》では守れない点に注意!
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《アーティフィサー・クラス》:本デッキではなく、アーティファクト特化デッキに入れたい1枚
- 《アストラル・ドラゴン》:対戦相手の非クリーチャー・パーマネントも対象に出来るのが強力!マナ総量がバカ高いので、リアニメイトなどで踏み倒し明滅しまくれ!
- 《壮大な決戦》:使嗾できるが、どちらかというと自軍クリーチャー対象に永続的に二段攻撃付与したい
むしろ《壮大な決戦》超過は怖くてできない!?
追放からの出口
デッキリストはこちら。最近の統率者デッキの流行りである追放領域がテーマ。
最近の統率者セットで収録されていた高パワーカードの再録が多くて嬉しい
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《ナルフェシュネー》:カード・タイプもターン回数制限もなくコピーできるのが強力!
- 《冒険の先へ》:3ターンおきに追放領域から唱えられることに価値あり
- 《失われた都への旅》:初回で20を出したり、最後まで20を出せないと悲しみを背負う
追放領域から唱えるわけでもないので、どちらかというとサイコロテーマデッキに入れたい1枚
『団結のドミナリア』統率者デッキ
発売日時:2022年9月9日
製品背景:メインカードがプレインズウォーカーで、さらに少なくとももう1枚伝説のクリーチャーが収録されています。古代の英雄《ジャレッド・カルサリオン》となり全色のマナを修めたその力を証明するもよし、《意志を縛る者、ディハーダ》となり伝説のカードの大切さを示すもよしです。
歴代統率者デッキの中でも、非常に尖った構築なのが特徴。
その分、強いかと言われると・・・!?
伝説の遺産
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伝説テーマとはいえ、デッキ内のクリーチャー28枚が全て伝説、非クリーチャーも17枚が伝説と、なかなか思い切った構築。
新規統率者候補も、上記2枚以外に《魂の焚きつけ屋、カドリック》《歪んだセンギア、ヴェラック》《不死の暴君、刃の翼》《黄金の風、ゼリアム》《アーボーグの憑依者、モイラ》《流浪の発電機》と6枚もある。
統率者デッキを量産したいプレイヤーに特におすすめ!
新規収録はほとんどが伝説クリーチャーだが、それ以外で注目は《ジェラードの砂時計ペンダント》!
歴代追加ターン妨害カードの中でもトップクラスに軽く、事前に置いておく必要がないため無駄撃ちも期待できる。
起動型能力はリセットカード対策だが、サニー・サイド・アップのように能動的に使うこともできそうだ
苦痛の虹
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多色、特に5色テーマを統率者構築済みデッキで提供することは初だが、価格設定上、どうしても土地が弱い。
《氾濫原》などタップインフェッチランドはフェッチランドに、《秘儀の聖域》などタップイントライランドは基本土地タイプを持つトライオームに差し替えたい
それでも序盤は色が足りずに手札が腐りやすく、また《血染めの月》にも弱いため、土地以外で全色生成できるカードも増量したい。
新規収録で注目は以下の3枚。
- 《双頭のヘルカイト》:色拘束さえ目をつぶれば、6マナ飛行、威迫、速攻、攻撃誘発で2枚ドローとメリット能力がモリモリ。奪われないよう注意!
- 《連合よ団結せよ》:5つもモードを選べる上、無駄な効果が一つもない。7マナ構える不自然さが残るので、《サイクロンの裂け目》も採用して惑わすと良さそう
- 《操舵エンジン》:2枚目の《精力の護符》だが、期待してタップイン土地増量は本末転倒か
『統率者デッキ:Warhammer 40,000』
発売日時:2022年10月7日
製品背景:『ユニバースビヨンド』は、マジックを他の知財(IP)に持っていくものだ。これは多くの大きな利点を生み出すが、同時にいくつもの課題がある。
利点に比べて課題多いね(;一_一)
今回のIPであるWarhammer 40,000の場合、明らかに『トーメント』並みに黒に偏っている。
ただし、扱っているテーマはトークン、アーティファクト、+1/+1カウンターと普遍的なものばかり。
既存デッキに組み合わせやすいし、今後のセットによる拡張性も高いだろう
帝国の軍勢
デッキリストはこちら。
メイン統率者は《異端審問官、グレイファクス》であり、分隊を含むトークンテーマな伝説クリーチャーが4体いるが、
サブテーマとしてオルゾフカラーらしいライフやリアニメイト特化した伝説クリーチャーも3体収録。
さらに、《肉体は脆い》やレアの機体3枚などアーティファクトテーマも混在。
特に《肉体は脆い》は、そもそも非アーティファクト・クリーチャーが多い上、1/1クリーチャー・トークンを生成する《船団の出航》《前線への配備》と絶望的に噛み合わない。
エスパーカラーのトークンテーマでまとめた方が良いかな
ネクロン王朝
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メイン統率者は《沈黙の王、スザーレク》だが、黒単アーティファクトテーマなので5枚の伝説クリーチャーどれを統率者指定しても問題ない。
色事故の心配がなく、テーマも一貫しているから初心者向け。
高マナ域のカードが多いから《陰謀団の貴重品室》が欲しくなる!?
過去のアーティファクトテーマが、イゼットカラー(青赤)やエスパーカラー(白青黒)だったため、黒単としては有用な既存カードが少ないのが難点か
禍つ神々の力
デッキリストはこちら。
-ネクロン王朝-と真逆で、伝説クリーチャー6体のテーマがバラバラ。
一応、メイン統率者の《強奪者、アバドン》含むアスタルテス3枚と、
《暗闇の君主、ベ=ラコール》をはじめとしたデーモン3枚に分かれるが・・・
デーモン部族デッキは明確だが、アスタルテス部族は新規部族で明確なテーマが無い上、《裏切者、カーン》をはじめトリッキーな効果が多い。
あまり初心者向けなデッキではないかな
ティラニッド・スウォーム
デッキリストはこちら。
ティラニッド部族、貪欲による+1/+1カウンター&X呪文と、デッキテーマが一貫している。
あえて6枚の伝説クリーチャーに色分けする場合、《ケラーモーフ、ギルソン・スターン》《レッドテラー》の2枚はダメージ特化のため、イゼットカラーや赤単にして非戦闘ダメージを飛ばしたい。
メイン統率者の《スウォームロード》含む残り4枚はティラニッド部族デッキにして、+1/+1カウンター&X呪文テーマで良いが・・・
貪欲にいくらマナがあっても足りないのと固有色がティムールカラー(緑青赤)なので、《精霊の魂、アニマー》を統率者指定したくなる衝動が~っ!
『兄弟戦争』統率者デッキ
発売日時:2022年11月18日
製品背景: 『兄弟戦争』で登場する2種類の統率者デッキ(ウルザとミシュラの兄弟それぞれをテーマにしたデッキ)は、マジックの歴史の豊かさを称えたものに仕上がっている。今回の統率者デッキは、どちらも旧枠で飾られているのだ。そう、つまりどちらのデッキも、収録カードがすべて旧枠版になっている。
収録カードがすべて旧枠版になっているのは賛否両論あるようだ。
旧枠版だけでなく新枠版も用意していた方が、旧枠に思い入れが無いプレイヤーにとって良かったかもしれない
ウルザの鐵同盟
デッキリストはこちら。
エスパーカラー(白青黒)のアーティファクト特化デッキ。
‐ミシュラの輝く軍旗‐と比べるとクリーチャー・カード数が多く、ビートダウン色が強いね
新規収録で注目は以下の2枚。
- 《新たな地平の識者》:取り除くパーマネントのカード・タイプを問わないため、英雄譚を延命させ続けられる
- 《カイラのオルゴール》:追加ドローが弱い白単デッキに入れたい期待の新人!
ミシュラの輝く軍旗
デッキリストはこちら。
グリクシスカラー(青黒赤)のアーティファクト特化デッキ。
さすがに赤が使えてアーティファクト特化なのに《ゴブリンの溶接工》《屑鉄の学者、ダレッティ》が無いのはもったいないので、真っ先に入れ替えたい
新規収録で注目は以下の2枚。
- 《廃物製の喧嘩屋》:本デッキよりはキーワード・カウンターを用いる《様相ねじり、カスリル》《最初に堕ちし者、ラヤミ》デッキで活躍しそう
- 《驚異のるつぼ》:これ自体をリアニメイトすれば、最速2ターン目から踏み倒し開始できる
どちらもアーティファクト特化なので
『統率者デッキ:Warhammer 40,000』と相性が良い。
特に、‐ネクロン王朝‐は‐ウルザの鐵同盟‐、‐ミシュラの輝く軍旗‐どちらとも組み合わせ可能!
『スターター・統率者デッキ』
発売日時:2022年12月2日
製品背景:カード100枚入りデッキが5種用意されます。それぞれにパワフルで実用的なカードが詰め込まれており、箱から出してすぐに統率者戦で遊べるよう構築されています。
統率者戦に興味がある新規プレイヤーに試してもらうのにピッタリ!
初めての飛行
デッキリストはこちら。
アゾリウスカラー(白青)の飛行テーマデッキ。
飛行により攻撃を通しやすく、打ち消しも追加ドローも多め。
ただし、マナ加速が苦手な固有色の割にファッティが多いので、毎ターン確実に土地を伸ばさないと苦しい展開になりそうだ
注目は《Sphinx of Enlightenment》!
英語版のみの発売だった『Magic Game Night2019』に収録された神話レア・クリーチャー。
初の再録であり、強力な追加ドローのETB能力が魅力!
対戦相手に1枚引かせるデメリットも、統率者戦なら交渉材料に使えそうだ
墓所の危険
デッキリストはこちら。
ディミーアカラー(青黒)のゾンビ部族デッキ。
ゾンビらしくリアニメイトや死亡誘発が得意!
単純な全体除去1発では対処しきれない、敵にすると厄介なデッキだ
渾沌の具現
デッキリストはこちら。
ラクドスカラー(黒赤)の、デーモン部族…ではなく、デッキ名通り混沌がテーマ。
対戦相手にもメリットを与えるトリッキーなカードが多く、初心者が最初に使うデッキではない。
統率者戦2回目以降、交渉力やヘイト管理を教えるのにピッタリかな
注目は、後述する‐トークンでの勝利‐メタカードな《命取りの大嵐》《ラクドスの魔除け》!
横展開して次ターン勝利!と油断した対戦相手のライフを一気に奪って勝利!
《ラクドスの魔除け》は墓地追放モードもリアニメイト妨害できて便利だよ
ドラゴンの破壊力
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グルールカラー(赤緑)のドラゴン部族デッキ。
グルールカラーにしては飛行クリーチャーばかりなのが珍しいね。
‐初めての飛行‐デッキにも競り負けない!?
ドラゴンは基本的にファッティなので、もう少し緑得意の土地サーチを増量したいかな。
《耕作》だけはちと心細い
トークンでの勝利
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セレズニアカラー(緑白)のトークンテーマデッキ。
5種類のデッキ中最軽量、かつマナ・クリーチャーや土地サーチも多く、序盤から動きやすい。
横展開後、《踏み荒らし》《集団的祝福》など全体強化で一気に40点ライフを狙うのが勝ち筋。
その分、全体除去に弱く、リカバリーも利きにくい。
《不屈の随員》《根生まれの防衛》など破壊不能付与手段を駆使して、全体除去を乗り越えよう!
『ファイレクシア:完全なる統一』統率者デッキ
発売日時:2023年2月3日(国外は2月10日)
製品背景:『ファイレクシア:完全なる統一』では、箱から出してすぐに遊べる統率者デッキが2つ登場する。「反抗の夜明け」でミラディン人のレジスタンスを率いるか、「汚染の影響」でファイレクシアの真の力を味わい、ゲームを完成化させるか、ぜひどちらも楽しんでくれ。
汚染の影響
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アヴザン(白黒緑)の毒カウンターテーマデッキ。
毒カウンターは長い歴史の中で何度も登場したが、構築済み統率者デッキのテーマになったのは初!
毒殺10点プランは40点ライフを削るのと比べ瞬殺しやすいため、自然とヘイトを買いやすい。
それを見越して《亡霊の牢獄》《ノーンの別館》など防御カードが多めだが、中途半端にヘイト対策するくらいなら瞬殺に振り切った方が良いかもしれない